grass roots Rugby

ラグビーに関する情報発信、自分の見たラグビーについて(ブログタイトルの割には、クラブチームの情報は殆どないです・・・)

サントリーサンゴリアス 小野晃征 選手退団

シーズンが急遽中止となってしまったラグビートップリーグ

本来ならばグラウンドで活躍している姿が見られるはずだった選手たちも、あちこちで引退や退団が発表されています。

その中で、私個人が一番感慨深いのは、サントリーサンゴリアスのSO小野晃征 選手の退団発表です。

 

 サントリーサンゴリアス 小野晃征 選手ほか退団のお知らせ

 https://www.suntory.co.jp/culture-sports/sungoliath/news/2020c/1920RPS.html

 

小野晃征 選手は、名古屋出身ですが、幼少期に家族でラグビーの本場ニュージーランドへ移住、19歳までかの国で過ごし、ニュージーランドの男の子であれば必ず、と言われるようにラグビーを始めました。

そんな彼が日本ラグビー界に戻るきっかけとなったのが、2007年ラグビーW杯フランス大会。当時ラグビー日本代表の監督は大会直前に急遽、ジョン・カーワン氏が就任。ジョン・カーワン氏が当時ニュージーランドクライストチャーチ大学生、弱冠19歳の小野晃征 選手を代表に召集したのです。

当時、小野晃征選手は、クラブチームで活動しており、ニュージーランドU19候補にも選出されていましたが、日本国内で知る人は殆どおらず、ジョン・カーワン氏が発掘してきた隠し玉か秘密兵器か?!って感じでした。

もちろん、ニュージーランドで育ったラグビー選手らしく、状況判断に優れた選手であり、素質があっての選出でしたが、ラグビーW杯フランス大会においては、優勝候補のオーストラリアと対戦する際の、二軍要員としての扱いでした。(下位国であった日本は、予選リーグの日程が非常に厳しく、中3日乃至4日での連戦を組まされていたため、勝負を賭ける試合、捨てる試合で大きくメンバーを入れ替える方法を取った)

ジョン・カーワン氏は、2007年W杯フランス大会から引き続き、2011年W杯ニュージーランド大会も指揮を執りましたが、2011年W杯ニュージーランド大会には、小野晃征 選手は選出されませんでした。

そんな中、2012年にエディ・ジョーンズ氏が日本代表ヘッドコーチに就任すると、小野晃征 選手を招集、以後、2015年W杯イングランド大会まで小野選手を起用し、本大会での南アフリカ戦勝利を含む予選リーグ3勝を達成、その試合の先発SOは、小野晃征 選手でした。

小さい身体ながらも、ニュージーランド仕込みの状況判断で日本代表を勝利に導いた小野晃征 選手。最初在籍した福岡サニックスブルーズ(当時ボムズ)時代からプレーを見ていただけに、もっと活躍している姿を見てみたかったです。他のチームへ移籍もあると嬉しいですね。

 

サントリーサンゴリアス 小野晃征 選手紹介

https://www.suntory.co.jp/culture-sports/sungoliath/member/ono.html

 

ラグビーW杯2015年イングランド大会 インタビュー動画

(意外と声が低くて太いんですよね)

youtu.be

 


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